こんにちは!倍率9倍の病院を勝ち抜き、働きながら心電図検定1級に一発合格した現役技師のHousya-Gishiです。今回は、私が実際に行っていた1か月前の追い込みや、これから受験される方へのアドバイスができたらと思います。
1. はじめに:8月の試験直前は「地獄」が待っている
第1種放射線取扱主任者の試験は毎年、8月下旬です。合格には以下の2つの条件を同時に満たす必要があります。
1. 全科目合計で「6割以上」の得点
全5科目の合計点数が、総得点の60%以上であること。
- 物理、化学、生物、法令、実務のすべての点数を足して、6割を超えていればまずは第一関門突破です。
2. 各科目ごとに「5割以上」の得点(足切りライン)
ここが最大の難所です。たとえ合計が8割を超えていても、1科目でも50%未満(足切り)があれば、その時点で不合格となります。
- 例:物理が満点でも、法令で48点(100点満点中)を取ったらアウトです。
受験生はこの足切りラインにハマることが多いです。せっかく得意科目で高得点をたたき出しても、1教科が4割だったら意味がありません。
よって、試験直前は苦手科目に中心に勉強を進めるほうが良いです。

なるほど、じゃあ1か月前には苦手科目を中心に過去問演習や暗記をすればいいのか・・・!楽勝じゃん!!
と思うのはちょっと待ってください!!!
その1ヶ月前の7月末には「大学の定期試験」という巨大な壁が立ちはだかっています。
ここで1科目でも再試にかかれば、貴重な夏休みは再試勉強で消え、1種試験は「不戦敗」確定。最悪、留年の二文字がよぎります。留年だけは避けなければならないため、1種試験が再試の日程に被らなかったとしても、夏休みのほとんどの時間を学校の定期試験の再試験に時間が奪われてしまいます。これは非常にもったいないです。せっかくの大学3年生、友達とも遊びたいでしょうし、勉強している時間はできる限り密度濃く、短期間で集中して終わらせたいものです。
結論:「1ヶ月前(8月)の追い込み」ができるかどうかは、「2ヶ月前」の立ち回りで全て決まる。
2. 【7月】戦略的「大学試験」突破期
8月に1種に全集中するための「守り」のフェーズです。
- 目標: 「絶対に再試にかからない。すべての科目において60点でいいから一発で通す」
- 勉強の比重: 7月に関しては、大学の試験勉強 8:1種の勉強 2くらいの比率で行う
- 朝活の継続: どれだけ大学の試験勉強で夜が遅くなっても、朝の1〜2時間は「1種の過去問」を解き続ける。友達と遊んだ翌日もほぼ平日は毎日!!!
理由:一度離れると、暗記した核種や公式を忘れて取り戻すのに時間がかかるからです。 - 裏技: 大学の試験科目(放射線物理、化学、生物など)を、1種の対策だと思って本気で取り組む。私は2年生の時から、1種合格を意識していましたので、普段の1種と被っている授業は本気で取り組んでいました。これでかなり時間の節約になります。
3. 【8月】1種試験・極限の「追い込み」期
大学の試験を無事に突破し、手に入れた「自由時間(夏休み)」を全て1種に注ぎ込むフェーズです。
- スケジュール例:1日フリーな日の場合
- 07:30〜09:30:過去問(一番頭を使う物理・化学)
- 10:00〜12:00:苦手分野の解き直し・概論で確認
- 13:30〜15:00:なれてきたら、過去問周回が1科目60分未満で終わります。昼は安全管理や物化生をしていました。
- 夜:暗記モノ(法令・核種)
- スケジュール例:時間があまりとれない日
- 07:30〜08:30:苦手科目の過去問を予定の前に1科目だけでも解く
- 夜30分でも:よく間違える問題や暗記モノ(法令・核種)
- メンタル管理: 「もう間に合わない」と不安になったら、今まで解いてボロボロになった過去問集を見て「これだけやったんだから大丈夫」と自分に言い聞かせる。

4. 挫折しそうなあなたへ:メンタルを保つコツ
- 難問は「難問すぎ」と割り切る: 追い込み期に解けない問題に出会うと絶望しますが、解説を読んでも不明な難問は「みんな解けない」と捨ててOKです。正直、何回みても解けない問題は何問かありました。本番でも確実にそういった問題に出くわします。
- 周囲と比べない: 夏休みを満喫している非受験組のSNSは見ない。確実に1種を受けない人に比べると時間的な余裕はなくなりますし、バイトも少し制限されます。しかし、就職や今後のキャリアにおいては、すごく価値のある期間なのも事実です。あまり人と比較せず、自分の未来の姿を想像しながら勉強を進めていってください。
私が1種試験で使用していた参考書はほんの数冊でした。別記事にまとめていますので、よければ参考にしてください。


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