【FP技師が査定】2026年診療報酬改定の「賃上げ+1.7%」で手取りはいくら増える?病院経営の裏側を解説

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こんにちは!総合病院で働く現役6年目の放射線技師です!第1種放射線取扱主任者や心電図検定1級を1発合格した経験と、FPの視点を活かして、医療専門職(技師や看護師)の「資格・お金・キャリア」を攻略する情報を発信しています。

診療放射線技師 賃上げ

2026年(令和8年)6月の診療報酬改定ニュースでは『賃上げ+1.7%』や『ベースアップ評価料の大幅増点』という言葉が飛び交っていますが、正直ピンときていない方も多いのではないでしょうか。

今回は、私がFPの視点から『実際の手取りはいくら増えるのか』をガチでシミュレーションしました病院経営の裏事情を含め、技師が知っておくべき真実をお伝えします。」


1. 結論:2026年6月から「月給が平均約6,000円〜」上がる!?

今回の改定の目玉は、2024年度から始まった「ベースアップ評価料」の超・大幅な拡充です。

  • 外来・在宅ベースアップ評価料(Ⅰ): 初診時が6点→17点(約3倍!)
  • 入院ベースアップ評価料: 入院基本料等に統合され、大幅に底上げ

政府は「令和8年度・9年度で各3.2%のベースアップ(ベア)」を目標に掲げています。そのうち、診療報酬の純粋なプラス分として設定されたのが「+1.70%」です。

実際に、私の病院は去年に月額+1万円くらい上がりました。今年も賃上げを検討してくれています。


2. 【FP査定】手取り額の変化をシミュレーション

放射線技師(30代・中堅)の平均的な給与モデルで計算してみましょう。

項目改定前2026年6月以降(+1.7%想定)
基本給(手当含む)350,000円355,950円
増額分(額面)+5,950円
推定手取り増加額約4,700円

『たった5,000円か……』と思ったあなた、ちょっと待ってください。

これはあくまで最低ラインです。さらに令和9年(2027年)6月には、さらに点数が引き上げられる『2段階設計』になっています。

ボーナス分も加味すれば、約10万近くは増額しそうです。


3. 病院経営の裏側:なぜ「全員一律」には上がらないのか?

ここがFP技師として一番伝えたいポイントです。ベースアップ評価料には、技師が知っておくべき「落とし穴」があります。

  1. 「病院の届け出」が必須: 病院がこの評価料を算定する届け出をしない限り、1円も上がりません。
  2. 分配は病院次第: 国は「医療従事者の給与に充てること」を条件にしていますが、職種(看護師、技師、事務など)への分配比率は各病院の裁量に任されています。基本的には、同じ%で増額されるかと思います。
  3. 「物価対応料」との兼ね合い: 今回、新たに「物価対応料」も新設されました。病院側は光熱費や資材高騰の穴埋めも必要としており、賃上げにどれだけ回せるかが経営者の手腕にかかっています。

4. 2026年改定で「損をしない」ための3つのチェックリスト

自分の給料を自分で守るために、以下の3点を確認しておきましょう。

  1. 自院が「ベースアップ評価料」を算定しているか?(3月・4月の給与明細や掲示板をチェック!)
  2. 2026年6月以降、給与明細に「賃上げに関する手当」が増えているか?
  3. 「物価対応料」について経営層がどう説明しているか?

5. まとめ:これからの技師は「資格×お金」の知識が必須

 今回の改定は、過去に例を見ないほど『賃上げ』にフォーカスした内容です。少しずつですが、賃上げのムードが医療業界にも来ています。

当たり前ですが、病院にお金がなければスタッフに還元されません

現在、病院は赤字経営がほとんどです。よって、病院組織自体にお金がなければ、なかなか従業員の賃上げに踏み切ることは難しいでしょう。まだ若手の医療従事者であれば、経営状態の良い(これからの賃上げムードにのっていけそうな)病院に転職するのもありかもしれません。

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