「こんにちは!現役6年目の診療放射線技師、兼FPのHousya-Gishiです。 先日、心電図検定1級に合格し、手元に合格証書とバッジが届きました。

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1級ホルダーとして断言できるのは、『3級合格に、難しい専門書は1冊もいらない』ということです。
全くのゼロ知識のしかも、放射線技師でも、心電図検定1級に合格できました。これを読んでいる方が、看護師や検査技師、またそれを目指している学生なら私よりもはるかに合格までの道のりは近いでしょう。
3級は基礎の壁です。合格への最短ルートは、背伸びをせず、正しい参考書を選んで『使い方』をマスターすることにあります。今回は、私が1級に至るまでの土台を作った、挫折しない攻略法を公開します。
1. 3級攻略の鍵は「欲張らない」こと
3級の試験範囲は、基本的な不整脈や心肥大、虚血性心疾患の典型的な波形が中心です。 ここで「1級でも使えるような分厚い本」を買ってしまうと、情報の多さに圧倒されて挫折します。始めて3日目で「もうやめた!」となってしまうでしょう。
攻略の鉄則: 基礎が8割。難しい波形は捨てても合格点は取れます。基本的な判読方法を順番に学びさえすれば合格できます。
2. 【1級合格者が厳選】挫折しない参考書の「選び方」
私が3級受験者に「これだけで十分」と自信を持って勧める3冊です。
① 【必須】心電図検定公式問題集
心電図検定は過去問がありません。
よって、これを持たずに受験するのは、地図を持たずに登山するようなものです。この参考書は最初に解くのではなく、最後のほうに解いて、2周・3周してください。はじめに見ても、全然分からないですし、解説もあまり詳しくないため、初心者には解説の解説がいるレベルです。
この公式問題集が8割以上解ければ、3級合格は超現実的です。自信をもって試験に行ってください。
- 理由: 出題形式に慣れることが最大の対策。3級レベルの問題を繰り返し解き、「問題の出し方」のクセを掴みましょう。
[心電図検定公式問題集]
② 【理解用】レジデントのためのこれだけ心電図
「なぜこの波形になるのか?」を、世界一分かりやすく解説している入門書です。まずはこれを読むところから始めてください。
- 理由: 難しい用語が削ぎ落とされており、心電図アレルギーがある人でもスラスラ読めます。1級の私でも、基礎に立ち返る時は今でもこれを開きます。
[レジデントのためのこれだけ心電図]
③ 【辞書代わり】心電図の読み方パーフェクトガイド
写真や図が豊富で、実際の波形と見比べるのに最適です。1級試験対策でも、かなりこの参考書を使いました。3級レベルとなると絶対必須ではありませんが、似たような問題をよく間違える際に、辞書代わりに使うと良いと思います。
- 理由: 3級は「典型的な波形」を覚えるゲームです。視覚的に覚えるのが最短ルートになります。
[心電図の読み方パーフェクトガイド]
3. 効率を最大化する「参考書の使い方」3ステップ
本を買って満足してはいけません。1級合格者が実践した「脳に定着する回し方」を教えます。
- 【1周目】解かずに「読む」:まずは、「レジデントのための心電図」を読みます。最初は問題が解けなくて当然ですので、理解を深めて基礎を作りましょう。「心房細動ってこういう状態なんだ」と分かれば、心電図上の心房細動の波形が理解しやすくなります。
- 【2周目】理解用テキストとセットで解く: 公式問題集を解きながら、わからない用語を『パーフェクトマニュアル』で調べます。点と点が線で繋がる瞬間です。少々分からなくても、こんな波形は、この病態なのかとパターン暗記でも大丈夫です。1周目はとくに、考え込まないように注意してください!
- 【3周目】「人に説明する」つもりで解く: 「これはP波がなく鋸歯状波でもないからAfだね」と口に出して解説してみてください。これができれば、3級合格は目前です。
勉強法や、具体的な勉強時間の確保、参考書おすすめなどは別記事をごらんください。
4. 【FP視点】一度の受験で仕留めるのが最大の「節約」
FPとして計算すると、3級の受験料とテキスト代で約2万円のコストがかかります。不合格になって再度受験するのは、時間もお金も大きな損失です。
『一番良い参考書を買って、一回で合格する』。これが最も投資対効果(ROI)が高い、賢い技師の選択です。
5. まとめ:3級合格は「自信」への第一歩
3級に合格すると、現場でのモニター心電図の見え方が劇的に変わります。そして、その自信は必ず2級、1級への挑戦へと繋がります。
まずは今回紹介した参考書を1冊、手に取るところから始めてみてください。あなたの白衣にバッジが輝く日を応援しています!


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