「カテ室のモニターを見上げすぎて、肩が凝る」「防護着着たまま動き回るから、腰が悲鳴をあげる」 「ポータブル業務中に、肩腰がしんどい」
放射線検査に従事する看護師や診療放射線技師なら誰もが一度は経験する、あの「職業病」。
こんにちは、技師歴7年目で総合病院に勤務してますHousya-Gishiです!
看護師の妻とともに、日々医療に携わっています。
今回は、あの重たい防護着についての記事です。重い鉛の入ったエプロンを着ながらの仕事しんどいですよね。
僕も以前は、当直明けに腰が固まってしまい、ハイハイしながらベッドに行ったことがありました(笑)。
でも、心電図検定1級の勉強やFPの視点を通して、「長く働き続けるための自己投資」を考えてから、対策を徹底するように。
今回は、現場の最前線で僕が実践している「防護衣の重さに負けないためのリアルな知恵」を共有します。

1. まず知ってほしい。「防護衣」の着方ひとつで荷重は変わる!
6年やって気づいたのは、適当に羽織るのが一番腰に来るということです。防護着は、正しい着方というものがあります。プロテクターの重さは平均3〜4kg。これを適当に羽織ると、肩腰が死にます。「たかがベルト」と侮るなかれ。この数センチの締め具合が、10年後の自分の腰を守る境界線です。

1. 腰ベルトを「骨盤」でロックする(最重要)
防護衣の重さを「肩」ではなく「下半身」に逃がすのが鉄則です。
- 手順: 肩に羽織った後、前合わせを止める前に、まず内側の腰ベルト(フィットベルト)を骨盤のすぐ上でギュッと締めます。
- コツ: 腹圧を少しかけるイメージで締めると、腰椎が安定します。これで全体の重量の約4割を腰(骨盤)で支えられるようになり、肩への食い込みが劇的に減ります。
これで、だいぶ肩こりの軽減になります。
2. 肩の「浮き」をなくして密着させる
肩とプロテクターの間に隙間があると、動くたびに荷重が揺れて、特定の筋肉にピンポイントで負担がかかります。
- 手順: 腰を締めたあと、肩のラインがしっかり自分の体に沿っているか確認します。
- コツ: マジックテープを止める際、少し後ろに引きながら止めると、背中側がピンと張り、重心が安定します。
2. カテ室での「立ち位置」と「モニター角」の死守
技師として波形に集中するあまり、首を不自然に曲げていませんか?清潔野操作側では、ドクターの立ち位置などに配慮し、モニターを端から変な角度で見ることもあります。
- 落とし穴: モニターを覗き込む「ストレートネック」状態。防護衣の重さが加わると、頸椎への負担は数倍に跳ね上がります。
- 知恵: 可能な限りモニターの高さを目線に合わせる交渉をするか、自分が一歩下がる。また、「片足立ち」を避け、母指球でしっかり床を捉えること。弾力がしっかりしたシューズを履くのも効果ありです。忙しいと忘れがちですが、「自分の体も精密機器」だと思ってメンテナンスする意識が不可欠です。
3. 「当直バッグ」に忍ばせる3種の神器
僕がカテ室や救急当直の合間に欠かさない、ガチの愛用品です。
- OOFOSのシューズ(ウーフォス)
これはガチでおすすめです。このシューズのお気に入りな点は大きく分けて2点あります。
1つめは、足下の弾力性が高いことです。ムチムチした弾力のため、長時間着用していても、いつもより疲れないですし、なにより1か月くらいでさらに自分の足に馴染んできます。
2つめは、洗ったあとすぐに乾くことです。これもめちゃくちゃ驚きました。丸洗いしてもペーパータオルで軽くふいてあげると、3分くらいで普通に履けるくらいになります。検査後、血液や汚物が飛び散ってつくことが多いので、すぐ洗って乾くシューズは本当にありがたいです。
2.【理学療法士監修】 腰痛ベルト
これも、腰が悪い私には欠かせないものです。出勤時の着替えで装着します。これをつけてから、腰が悲鳴をあげることがなくなりました。少し、蒸れるので試しになしにしてみた際に、腰の負担が全然違ったことから、今では毎日装着するようにしています。できる限り軽量かつ、フィットするものを選んだ方が良いです。
3.肩腰の不調を改善させるサプリ
これも毎日ではないですが、定期的に飲みます。30日分が大体3か月くらいでなくなるペースです。プラセボ効果もあるでしょうが、肩腰の痛みが気になって仕事に集中できない!ってことはなくなりました。
4. 「生涯現役」で、心電図の奥深さを探求し続けるために
僕がここまで腰痛対策にこだわるのには、明確な理由があります。
放射線技師として7年目になり、現場の酸いも甘いも少しずつ分かってきたところです。そして、心電図検定1級にも合格しました。でも、これはゴールではなく、あくまでスタートライン。これからもっと症例を重ね、判読の精度を上げ、後輩も育てていきたい……。そんな「技師としての野心」があります。
しかし、その全ての土台となるのは、僕自身の「体」です。
もし腰を壊して、カテ室に立つのが苦痛になったら? 仕事に集中できなくなったら?
どれだけ知識やスキルがあっても、それを発揮する健康な体を失ってしまっては、技師としてのキャリアはそこで終わってしまいます。
そして何より、僕には仕事以外の大切な人生があります。 休日に趣味に没頭したり、友人と旅行に出かけたり、妻とドライブへ出かけたり……。
「仕事で最高のパフォーマンスを出すために体を守る」
「そして、プライベートを全力で楽しむためにも体を守る」
このマインドが、僕にとって一番の腰痛対策であり、長く走り続けるための燃料だと信じています。
さいごに:もし「今の職場」が体を壊す原因なら
どれだけ対策しても、人手不足で休みがなく、無理な介助を強いられる環境なら、それは「努力」で解決できる問題ではありません。
FPとして家計を守るのと同じように、自分の「健康資産」を守るための選択肢も持っておいてください。
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